【過剰グルーミング9】我が家の通院状況

過剰グルーミング

こんにちは、ネコリテです。

猫との暮らし方や悩み事など、実体験をもとにブログを書いています。

今回は猫の過剰グルーミングを治したい飼い主さんに向けて、動物病院を受診するポイントについてお伝えします。

我が家の通院はこんな感じ

ゼウスの過剰グルーミングは2021年3月に発症しました。

病院ではまず「アレルギー、メンタル」が原因と仮定して、療法食やいろいろな薬を試しました。

しかしいずれの治療も効果はなく、それらの原因は除外することに。

現在病院で治療できるのは、舐め壊した時の皮膚炎のみ。

3~4ヶ月ごとに定期検診で通院し、舐め壊し治療用のステロイドを処方してもらっています。

ステロイドは皮膚炎の状態に応じて、毎日~2日おきで投薬頻度を調整しています。

主治医はとても聞き上手で、話しやすい先生です。

治療の目安は、皮膚炎を起こさない程度の脱毛ならOKとしています。

最近のゼウスは皮膚保護服なしで、ぼちぼち良い感じ♪

過剰グルーミングの黒猫

なので過剰グルーミングの直接的な治療はしておらず、定期検診では、

「このフードに変えたら、調子が良くなりました!」

という報告をしたり、

「こんなサプリを試そうと思いますが、獣医学的にどうですか?」

と質問をしたり、あとは他の過剰グルーミングの患猫さんの症例なんかを聞いています。

完治はしなくても、状況をわかってくれる相手がいることで、私としては良い感じに過剰グルーミングと向き合うことができています。

先生との相性って本当に大切です!

もし今、通院にストレスを感じている飼い主さんがいたら、ぜひセカンドオピニオンでいろいろな病院を試してみてください。

こちら↑にも書きましたが、名医よりもフィーリングの合う先生を見つけることが大切です。

過剰グルーミング1年目の体験談

今でこそ、ゆる~く動物病院を受診していますが、発症当時は治すことに躍起になっていました。

可能性がある治療は全て試したい!という意志を先生に伝え、今とは違う受診スタンスでした。

症状も今より酷かったしね。。。

過剰グルーミングを発症して1年以内の方、もしくは通院を始めたばかりの方に向けて、私が経験した通院1年目の内容をお話しますね。

我が家の1年目の治療内容

過剰グルーミングの原因は多岐にわたるため、考えられる原因を一つずつ潰していく必要があります。

うちのゼウスは、

  • ノミ(フロントライン投与)
  • 真菌(皮膚検査)
  • 食物アレルギー(数種類のアレルギー除去食を試す)
  • メンタル(サプリや抗うつ薬を試す)
  • ニキビダニ、ツメダニ(ブラベクト投与)

これらの処置を試しました。

ノミや真菌はすぐに結果がわかりますが、食物アレルギーやメンタルは検証するのに時間がかかりました

例えばアレルギー除去食は、1種類につき1-2ヶ月くらい様子を見る必要があり、数種類を試すので半年以上かかります。

それ以外に飼育環境の原因は、自分で検証しなくてはいけません。

ハウスダストの可能性を考えて空気清浄機を置いてみたり、ストレスの可能性を考えて遊ぶ時間を増やしてみたり。

原因を探るのに1年以上はかかり、なかなか根気のいる作業です。

【重要】治療スケジュールを立てる

動物病院をストレスなく受診するコツは、飼い主さんが治療の目的を理解することです。

「この治療は本当に効くの?」

「これは何のためにやってるの?」

という不安を抱えたままでは、いずれ病院疲れを起こし、通院が億劫になってしまいます。

そうならないための効果的な方法は、治療スケジュールを立てること

「まずは〇〇を試して、変化がなければ次は△△を試してみる」といった獣医さんが思い描いている治療プランをあらかじめ確認し、紙に書いておきましょう。

治療計画書

過剰グルーミングはなかなか効果が出ないので、私の場合は「この方法がダメなら次はこれ!」とやることが決まっていたことで、通院のモチベーションを維持できました

もし飼い主さんが質問したことに対して、説明を渋ったり、面倒くさそうな態度をとる先生なら、病院を変えた方が良いかもしれません。

なぜならその先生は、今後もあなたに不信感を与える可能性が高いから。

効果のある治療を受けている場合は、我慢して通うことをおすすめしますが、そうでないなら先生との相性重視で病院を選んでくださいね。

先生と「治療目標」を共有しょう

通院するからには「完治」したいところですが、症状によっては「緩和」が治療目標になることがあります。

この治療目標が先生と飼い主さんの間で違っていると、病院に対する不信感の原因になりますので、初めにしっかりとすり合わせておきましょう。

過剰グルーミングの症状には個体差がありますが、ここではうちのゼウスの場合で説明しますね。

我が家ではこのように5段階評価をしています。

ゼウスの治療目標はレベル3以下

つまり舐め壊して皮膚炎にならなければOKとしています。

脱毛だけなら健康上の問題はないので、ただの「元気なハゲた猫」です。笑

しかし注意点が一つ!

「元気なハゲた猫」と安心できるのは、定期検診を受けているからこそ。

病気による脱毛を見落とさないためにも、気軽に相談できるかかりつけ医を持っておいてくださいね。

まとめ

  • 過剰グルーミングで通院する病院は、自分とフィーリングが合う先生かどうかで決める
  • 現在の我が家の通院は、3-4ヶ月に1回の定期検診。ステロイドをまとめて処方してもらう
  • 我が家の治療目標は、舐め壊して皮膚炎(出血や炎症)にならないよううまく維持すること
  • 治療目標は必ず先生と共有しておく。ここに相違があると病院へ不信感が生まれてしまう
  • 過剰グルーミングの原因究明は1年以上かかる。そして原因不明なことも多い…
  • 通院1年目は主に原因究明の治療になるので、治療スケジュールを先生に確認すると良い
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