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【過剰グルーミング5】治療報告とシャンプー

過剰グルーミング
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治療内容

<ゼウスの過剰グルーミング履歴>

【2021年3月】に発症。脱毛と皮膚炎

【2021年6月】下腹部にも発症

★通院しているが効果的な治療法なし。皮膚保護服で舐め壊しを予防しつつ、皮膚の状態に応じてステロイドを投与

【2022年2月】リラックス系のサプリを投与。過剰グルーミングが減少し、皮膚保護服なしで生活できるようになった

【2022年5月】サプリが効かなくなる

【2022年7月】過剰グルーミングが激しくなり、皮膚保護服にエリザベスカラーも併用する

2022年秋。過剰グルーミングの治療が難しい理由は、「原因がわからないこと」

いろいろ試した結果、食物アレルギーやノミアレルギーの可能性は低い。

リラックス系のサプリで一時的に効果が見られたので、ストレスが原因か?

でもジルケーンは全く効果なし。

先生に「メンタルの原因を考えて、抗うつ薬を試してみましょうか」と言われ、1ヶ月間パロキセチンを試してみた。

しかし過剰グルーミングは改善せず、副作用で排尿が1日1~2回になり(通常は3回程度)、1回の排尿量が多量になった。

オス猫は泌尿器疾患にかかりやすいこともあり、念のため尿検査をしたが異常なし。

1ヶ月で何も効果がなかったので、メンタルが原因という可能性も低くなった。

次はダニの可能性を考えて、ニキビダニとツメダニにも効果があるという駆虫薬ブラベクトを投与。

しかしこちらも効果はなかった。

初めてのシャンプー

2022年12月。ずっと皮膚保護服を着ているので、毛づくろいが全くできず、毛並みが悪くなってきた。

そこで初めてシャンプーをしてみることにした。

使ったシャンプー剤は、クロルヘキシジン(抗菌薬)配合の薬用シャンプー

猫さんのシャンプーは大暴れ&大鳴きで大変なのだが、ゼウスはもじもじと嫌がる程度だった。

乾かした後はずーーっと体中を舐めていたが、患部(腕と下腹部)は舐めていなかったので、気が済むまでグルーミングをさせておいた。

そして1時間くらい舐め続けた後は、落ち着いた。

いつも服を脱いでいる間は、取り憑かれたように患部を舐め壊すので、裸ん坊でくつろいでいる姿は久しぶりだった。

この後、また舐め壊しが始まったので、再び皮膚保護服を着用させた。

束の間の改善気分。笑

ずっと病状の進展がないままだったので、この些細な変化も飼い主的には嬉しかった。

サプリがまた効いた!

シャンプー後の様子を見て、あることに気が付いた。

『もしかして気が済むまでグルーミングさせれば、過剰グルーミングが抑えられるのでは?』

次回シャンプーをしたら、その後は服なし生活を試してみようと思った。

そのためには下準備が必要

昨年の2月~4月には、このリラックス系サプリのおかげで、服なし生活を送ることができた。

春まではサプリの効果があったが、初夏以降は効かなくなってしまった

もしかしたらサプリは関係なく、季節性の緩和だった可能性もある。

もしくはサプリの効果が春に発揮されやすいのかもしれない。

そこで12月からサプリを再開し、2月のシャンプー後から服なし生活を始めた

すると結果は上々で、過剰グルーミングは減り、脱毛箇所が小さくなってきた

ちょっと炎症が見られるので、ステロイドも併用しつつだが、良い感じに落ち着いている。

両腕の白い箇所は、皮膚炎が起きていた患部。

服の上からも舐め壊していたので、毛根がやられたのかハゲてしまった。

服なし生活2ヶ月目の様子

この記事を書いているのが、2023年4月上旬。

サプリは継続し、ステロイドは1日おきに投与している。

服なし生活2ヶ月目になり、下腹部の舐め壊しが少し気になり始めた。

症状レベルは、5段階評価のレベル3くらい。(昨夏はレベル5)

過剰グルーミングのレベル(ゼウスの場合)

【Lv0】症状なし

【Lv1】小さな脱毛が見られたが、すぐにおさまった

【Lv2】脱毛が続いている

【Lv3】脱毛範囲が広がってきた。執拗に舐めることがある

【Lv4】出血や皮膚炎を起こすほど舐め壊す

【Lv5】グルーミングが止まらず昼寝もできない

「皮膚炎を起こさないよう症状と付き合っていく」ことが目標なので、過剰グルーミング自体はぼちぼち維持できている。

たまに執拗に舐めるときは、エリベスカラーを着用

昨年は5月から悪化してきたので、このまま落ち着いてくれることを祈るばかりです。

 

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