こんにちは、ネコリテです。
猫との暮らし方や悩み事など、実体験をもとにブログを書いています。
今回は2024年末~2025年2月の過剰グルーミング状況についてまとめました。
過剰グルーミング再発後の様子

2024年秋には落ち着いていた過剰グルーミングですが、11月下旬から再発。
下腹部の脱毛が始まり、今まで調子が良かったフード、キアオラ(カンガルー肉)も効かなくなってしまいました。

カンガルー肉での改善は諦め、同じキアオラのラム(羊肉)へ切り替えてみました。

しかし下腹部だけだった舐め壊しが腕にも広がり、悪化の一途をたどることに。

フードを切り替えて1ヶ月経っても症状は変わらず、皮膚保護服を着せても下腹部の炎症は進行。


腕の症状も悪化してきたため、久しぶりに長袖を着用しました。

服を着ることで物理的に皮膚を守っているのですが、下腹部は服の防御力が弱いことが気がかりでした。

猫のザラザラ舌は強力なので、服越しに舐めてしまうのか、それとも隙間から舐めてしまっているのか?
そんなある日、ようやく原因が判明しました。

なんと下腹部が全開!
グルーミング中の姿勢になると、下腹部が丸出しになっていました。

これでは服を着ていても効果がないわけです。
腕の炎症は落ち着いたため、長袖は脱がせることにしました。

皮膚保護服に関しては、なるべく長期間の着用は避けてるよ。通常は1〜2週間着せて、皮膚炎が落ち着いたらいったん脱がせる。そして舐め壊したら再び着せるようにしてるよ。ただ今回はそれができないのが悩みどころ…。
このままでは改善が見込めないため、エリザベスカラーを装着。

ゼウスの場合、エリカラをつけると舌が届きにくくなるだけでなく、不思議と過剰グルーミングそのものが減る傾向があります。
まるで首回りに「過剰グルーミングを抑えるツボ」があるかのよう。
エリカラは常時着用ではなく、執拗に舐め続けている時に限定して装着しています。
ゼウス(体重約6kg/大きめのオス猫)が使っているエリカラの大きさは、直径が約25cm。
日常生活に支障なく、下腹部の舐め壊しを防ぐことができています。
さらに、ステロイド投薬も再開しました。
以前は「予防」と「治療」の目的で使っていましたが、
【予防目的】かゆみを減らして舐め壊しを予防する
【治療目的】舐め壊しによる皮膚炎を治す
最近は効果をあまり感じられず、定期検診の際に相談し「症状がひどい時のみ短期集中で使用する」方針に変更しました。
そして「エリカラ+ステロイド」を導入して2週間後、

ようやく下腹部の皮膚炎が落ち着き、毛も生え始めました。
しかし新たな問題が…。

腕に特大の脱毛が見つかりました。
今度は腕の脇のあたりで、以前ただれていた部分よりも上。
半袖で覆われているはずですが、どうやら隙間から舐めてしまっていたようなので、長袖を再開しました。
なるべく皮膚保護服の着用は最低限にしたいのですが、今回の再発ではなかなか手放せずにいます…。
「乳酸菌サプリ」を試した結果
日頃から過剰グルーミングについて検索しているせいか、ネット広告に「ペット用サプリメント」が頻繁に表示されます。
サプリはこれまでにいくつか試したものの、効果を感じられたのはたった一つ(当時の記事)で、その製品も効きやすいのは2~4月の間だけでした。
そんな経験から、サプリよりも「鹿肉フード」の方に改善の可能性を感じています。

…が、またサプリに手を出しちゃいました。笑
症状が改善しない日々が続くと、つい藁にもすがりたくなってしまいます。
獣医師監修の「ペット用サプリメント」の広告を見ていると、猫の過剰グルーミングには乳酸菌で体質を改善するというアプローチもあるようです。
人間も腸内環境を整えることで病気やアレルギーが改善することがあるため、「腸」が健康のカギを握っていると考えられます。
もちろんサプリは「薬」ではないので、効果が確約されているわけではありません。
しかし現時点では理想的な鹿肉フード(チキン不使用、グレインフリー)が見つからず、改善の目途が立たない状況。
本当は超高級フード ZIWI(ジウィピーク)のベニソンを試したいのですが、高額すぎて手が届きません。。。
400g(1週間分)で約1万円、1ヶ月で4万円。。。
気軽には試せないので、ZIWIは最終手段としてとっておき、まずは乳酸菌サプリを試すことにしました。
過去に乳酸菌を試したことはありますが、「乳酸菌の種類や数」「乳酸菌の餌」が重要だと分かり、調べた中で最も本格的に研究されていると感じた Forema ラクトマンを選びました。

乳酸菌が36種類も配合されていることと、「死菌」だけでなく「生菌」も入っていることが決め手になりました。
「生菌」が入っているため冷凍保存という点も、他の乳酸菌サプリとは一線を画した「本気」を感じました。
ラクトマンと迷ったもう一つのサプリは、パラカゼイ菌(乳酸菌の一種)を強く推していたので、ラクトマンにも含まれているのかメーカーに問い合わせてみました。
すると、
- ラクトマンにもパラカゼイ菌は含まれている
- ただし1つの成分で腸内環境が改善するものではない
- 最近パラカゼイ菌を盲信する人が増えていることに懸念がある
おーっと、危ない。
私もすっかりパラカゼイ菌を「魔法の薬」だと思い込んでいました。笑
体に良いものであるとは思いますが、それで疾患が治るかどうかは別の話。
「過剰グルーミングに効いたらラッキー」くらいの気持ちで試してみることにしました。
ラクトマンの形状は粉末で、パウチごはんに混ぜて与えました。
量は「体重5kgあたり、1日0.3g~1gが目安」とのことで、体重が約6kgのゼウスには毎日1gを与えていました。
しかし、難点が一つ。
わが家の計量器(キッチンスケール)は1g単位でしか量れないので、1.0gも1.9gも「1g」と表示されてしまいます。
0.1g単位の計量器を使っているお宅は少ないと思うので、専用スプーンが付属されていると良いなと思いました。

メーカーへ計量方法について問い合わせてみると、「ラクトマン1gは耳かき4-6杯くらい。もしくはティースプーンの1/4くらいが目安」とのことでした。
わが家には耳かきもティースプーンもないので、とりあえずサーティーワンのスプーン山盛り1杯(約1g)を目安に、毎日与えることにしました。


乳酸菌が効きすぎて最初は下痢をしてしまう子もいるようですが、ゼウスは特に問題なかったです。
◆ 結果 ◆
現在、使い始めて約1ヶ月経ちましたが、過剰グルーミングは減少しませんでした。
ただ「便の匂いがかなり減った」という変化が見られたので、腸内環境は良くなったと感じています。
もしかしたら3ヶ月くらい続ければ、何らかの変化があるのかもしれませんが、今回は1袋で終了することにしました。
ダイエットに成功!【6.6kg→5.8kg】
2024年秋に過去最高の体重6.6kgをマークしてしまい、定期検診でもダイエットを勧められました。
実は夏頃から体重が気になっており、フードの量は減らしていたんです。
それなのに、どんどん増え続ける謎。。。
先述の通り、ちょうどキアオラ(カンガルー)が効かなくなってきたので、12月から同じキアオラのラム(羊肉)へ変更しました。
ラムには脂肪燃焼効果が期待されるアミノ酸の Lカルニチンが含まれているので、その働きに期待!
そして鹿肉のウェットフードも併用し始めました。
ウェットフードは水分が多いので、ドライフードと比べるとカロリーが低く、ダイエットの強い味方♪
こちらは1袋40g/24kcalなので、100gあたり60kcalという低カロリーです。(キアオラのラムは100gあたり380kcal)
1日3食のうち、1食をウェットフードにしました。

カロリー控えめですが、食べ応えのある量なので、食いしん坊のゼウスも満足そうでした。
そんなダイエットメニューを続けること2ヶ月。
2025年2月現在の体重は5.8kgになりました。
ダイエット大成功です!!
欲を言えば、鹿肉パウチで過剰グルーミングの改善も期待していましたが、ひとまず目標の1つが達成できて良かったです。
過剰グルーミングに関しては、毎年2~4月頃に緩和する傾向があるので、今年も季節性の良い影響が出てくれることを願っています。