愛猫ゼウスが1歳を迎える頃、過剰グルーミングを発症しました。
2021年3月から始まり、良くなったり悪くなったりを繰り返しています。
一般的な過剰グルーミングは、下腹部の脱毛が多いようです。
ゼウスの場合は発症部位が腕と下腹部で、舐め壊しが激しく、皮膚がただれて炎症を起こしてしまう状態でした。
これを書いている2023年3月時点では、完治はしていないけど皮膚炎は落ち着き、病気とうまく付き合えている感じです。
そんなゼウスの過剰グルーミング体験記を綴っていきます。
過剰グルーミングの初期症状
2021年3月。腕の内側がただれているのを見つけた。
以前、同居猫のノワちゃんも腕の内側に、舐めすぎによる小さな脱毛が見られた。
それは一時的なものだったので、ゼウスもそのうち治るだろうと思っていた。
しかしその後もゼウスは出血するまで舐めるようになり、患部もどんどん広がっていく。
これはノワちゃんとは違う症状だと感じ、腕を舐めない対策をとることに。
【腕カバー】を使ってみた
2021年4月。最初に試したのは猫用の皮膚保護服だった。
しかし問題が。。。
服を着せると硬直して全く動かない。
しばらく慣れて動き出すも、実にぎこちなく、このままではストレス増大してしまうことが明白だった。
腕を守りたいだけだから、できれば服を着せたくないんだよね。。。
とは言え、包帯を巻いてもすぐに取ってしまう。
あれこれ過剰グルーミングについて調べた結果、ゼウスと同じ症状を持つ猫の飼い主さんが、腕カバーを販売しているのを見つけた。
さっそくメルカリで購入。
最初は戸惑うゼウスだったが、皮膚保護服よりはストレスが少なそう。
しかし腕カバーだけでは体から抜けてしまうので、皮膚保護服も併用することにした。
腕カバーを固定するための服なので、つなぎの下半分は折りたたんでTシャツ仕様にした。
これで締め付けが軽減され、自然な動きになった。
【犬用の服】を着せてみた
2021年5月。腕カバーが外れていることが増えた。
おそらくゼウスは「外すコツ」をマスターしてしまったのだろう。
そこで腕カバーに頼らない方法を考えた。
「よし、長袖のTシャツを着せよう!」
猫用のロンTを探しまくるが、一着も見つけることができなかった。
そもそも猫に服は着せないので、猫用の服といえば皮膚保護服か術後服しか需要がないのは当然だ。
「犬服でも小型犬用なら、猫も着られるかな?」と思い、小型犬用のロンTを探す。
しかし世の中に大量の犬服はあれど、長袖はとても少なかった。
うん、確かに我が家の愛犬スーさんも、長袖は持ってないや。。。
猫が着られそうな犬服を飾りが付いていない、首元が広すぎないという条件で探し、なんとか見つかったのがこちら。
着用してみるとこんな感じ。
[体重約4kg/Mサイズ]
すんなり着てくれて、着用後の動きも違和感なし!
ただし長袖だけど、犬より猫の方が腕が長いから、袖は五分丈になってしまう。
ひとまず舐め壊した患部は保護できているので、しばらくこれで様子をみることにした。
救世主!オーダーメイドの猫服
2021年6月。犬用のロンTは、良い感じで役に立っていた。
しかし徐々に問題が浮上。
まずは耐久性の問題。
服を着ていても過剰グルーミングは継続していたので、生地の消耗が激しかった。
そりゃザラザラした猫舌で舐め続けるのは、服にヤスリをかけているようなものだからね。
犬服に生地の耐久性を求めるのは難しかった。
そしてもう一つが、患部拡大の問題。
もともと舐め壊していたのは腕の付け根あたりだったのが、次第に袖でカバーされていない箇所を舐めるようになってきた。
これが犬服の限界かぁ。。。
そこで裁縫が得意な友人に、猫服の製作をお願いすることにした。
犬服で不満だった下記2点を改良してもらい、
- 袖が短い
- 首元が広すぎる
ゼウスの体型にフィットするオーダーメード服を作ってもらった。
おかげで腕の舐め壊しがここまで改善♪
ちなみにゼウスの服は、人間用の要らなくなった服で製作してもらっている。
その理由は、
- 過剰グルーミングに負けない丈夫な生地
- 舐めても色落ちしない
- 生地にちょうど良い伸縮性がある
たまたま処分しようと思っていた服がたくさんあったので、いろんな素材で作ってもらい、猫服に向いた素材を模索している。
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