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子猫育ての【衛生管理】

赤ちゃん猫の育て方
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「猫を飼われている人」が子猫を拾った場合、おうちの猫さんへの感染対策も考えなければいけません。

拾ってすぐの時点では、子猫がどんな寄生虫や感染症を持っているかわかりません

動物病院で健康チェックが済むまでは、おうちの猫さんと子猫を接触させないようにしましょう。

動物病院での健康チェック

外で生まれた子猫は、ノミが寄生していることが多いので、動物病院でフロントラインスプレーをしてもらいます。

子猫に成猫用のノミダニ薬は使えませんし、シャンプーでノミを駆除することは難しいので、必ず動物病院で処置してもらいましょう。

そして拾った子猫は、高確率でお腹に寄生虫がいます

回虫、サナダムシ、コクシジウムなど。

これらの寄生虫は検便(=便に虫卵があるかを調べる)で見つけることができますが、赤ちゃん猫ではまだ寄生虫が育っていないため、虫卵が検出されず発見は難しいです。

写真右のような見た目をしていれば生後1ヶ月は過ぎていますので、便を持参して動物病院で検便してもらいましょう。

ただし検便で100%寄生虫を検出できるわけではないので、虫卵が検出されなかった場合も、念のためドロンタールなどの駆虫薬を処方してもらうと安心です。

子猫が生後2ヶ月を過ぎていれば、猫エイズ(FIV)猫白血病(FeLV)の検査も受けましょう。

猫エイズと猫白血病はウィルス性の感染症で、これらが陽性だった場合、おうちの猫さんとは接触させないようにしましょう。※人間へは感染しません

まとめると動物病院での健康チェックは、

  • フロントラインスプレー(ノミとマダニ駆除) →赤ちゃん猫から可能
  • 検便(お腹の寄生虫チェック)→生後1ヶ月頃から可能
  • 駆虫薬(お腹の寄生虫を駆除)
  • 猫エイズ/猫白血病の検査→生後2ヶ月頃から可能

拾ってすぐの子猫は洗わないで!

拾ったばかりの子猫は汚れていることがありますが、当日は洗わないようにしましょう

理由は、

  • 体力がない
  • 免疫力が落ちている
  • 警戒しているので、心身ともにストレスが大きい

つまり洗うことで、子猫が体調を崩してしまう可能性が高いからです。

緊急で洗う必要がある場合は、濡れタオルで汚れを落とし、毛が湿ったままにならないようしっかりタオルドライで乾かしましょう。

飼育用品の消毒

ケージ、食器、トイレなどの飼育用品を洗ったら、それらの消毒も行うと良いです。

おすすめは次亜塩素酸水、または熱湯消毒

アルコール消毒は、舐めたり匂いで中毒を起こすことがありますので、十分に注意しましょう。

キッチンハイターを使う場合は、しっかりとすすぎをしましょう。

洗剤の「香り」は要注意!

子猫の毛布やタオルを洗う際、洗剤や柔軟剤は無香料がおすすめです。

特に気を付けたいのが柔軟剤

香りが強いものは猫が中毒を起こす可能性がありますので、おうちに香り付きの柔軟剤しかない場合は使用しないでください。(洗剤だけでOK!)

同様の理由から、猫はアロマを分解する酵素を持たないため、猫がいるお部屋でのアロマ/エッセンシャルオイルや芳香剤の使用も避けましょう。

【香り=猫に有害】と覚えておくと良いです。

哺乳瓶の洗浄と消毒

哺乳瓶の使用後は、食器用洗剤で洗い、煮沸消毒/熱湯消毒をします。

ミルクは脂質が多く、ギトギトになりやすいので、ブラシを使ってきれいに洗いましょう。

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