こんにちは、ネコリテです。
今回はZwilling(ツヴィリング)の真空保存容器を使い始めて、実際に遭遇した困った出来事について紹介します。
よくある「あの問題」が発生
愛猫の少食改善のために始めたキャットフードの真空保存。
もともと「新品を開封して5日以内はよく食べる」という傾向があったので、真空保存でキャットフードの鮮度を保つことで、見事に少食は改善されました♪
わが家ではZwilling/ツヴィリングの「フレッシュ&セーブ」という真空保存シリーズを愛用しております。
使い方が簡単で、めちゃくちゃ便利です!
しかし…
基本的には優秀な製品なのですが、口コミを見て心配していた「あの問題」が起きてしまいました。
あの問題とは…
ツヴィリングの製品に限ったことではありませんが、真空保存容器の口コミは、
「真空になりません!」
「真空状態が長続きしません!」
「真空を保てません!」
といったクレームをよく見かけます。
安価な商品ほどそういった口コミが多いので、真空保存容器は機能性とお値段が比例するのだと感じました。
「安物買いの銭失い」は避けたかったこともあり、思い切って高価格帯であるツヴィリングを購入。
数ある真空メーカーの中からツヴィリングに決めた理由は、LDK(商品を忖度なくテストしてくれる雑誌)で高評価だったこともあります。
なので真空状態が保てない問題については『起こるかもしれないけど、可能性は低いだろう』と思っていました。
しかし想定内だったものの、実際に起こると焦ります。笑
コンテナ容器と袋タイプ、両方とも問題が起きたので詳しくお伝えしますね。
【コンテナ容器】真空保存が続かない!
こんな不具合が起きました
問題が起きたのは、キューブ コンテナの2Sサイズ。
2つ購入して、2つとも同じように使っていました。
使い始めて1週間後、1つ目の容器を食べ切り、2つ目を開けようとしたらフタのバルブ(灰色の栓)が膨らんでいました。
つまり2つ目の容器は、真空状態になっていませんでした。
脱気は正常に完了していたので、もしかしたらフタの閉じ方がゆるく、空気が入ってしまったのかもしれません。
次は確実にフタを閉めたことを確認して、脱気を実施。
しかし1週間後、再び2つ目の容器を開けようとすると、またバルブが膨らんでいました。。。
ここで「真空状態を保てない」という問題が現実味を帯びてきました。
フタや容器に汚れや異物が付いていると、隙間ができて真空状態にならないようですが、フタの溝までしっかり確認したものの、何も付いていません。
うーん、不良品なのか、私の使い方に問題があるのか。。。
そこで「真空状態が何日間続くのか」を計測してみることに。
何度か実験してみたところ、最長で真空状態は3日間、短い時は半日以内に空気が入っていました。
ちなみにもう一つの容器は、正常に真空保存できています。
【体験談】カスタマーセンターの対応
これは不良品の可能性が高いと思い、カスタマーセンターへ交換を申し出ることにしました。
不良品の対応期間に注意してね!私が利用した楽天市場の公式ショップでは、対応してくれるのは商品到着後30日以内にご連絡をいただいた場合と明記されていたよ
あと数日で対応期間が過ぎてしまうところでした。(汗
商品が到着したら、なるべく早く性能チェックをしておくべきですね。。。
ツヴィリングでは「その製品が本当に不良品かどうか」を確認します。
合理的な対応ではありますが、ユーザーにとっては製品が手元にない期間が長くなり、不便を感じるというデメリットがありました。
製品を送付し、送り状番号などをカスタマーセンターへ送信。
しかし「現品が届きました。何日後に結果を伝えます」といった連絡はなし。
個人的には、進捗報告や期限の共有がないと「仕事ができない」という印象を受けてしまうため、どのような対応になるのか不安を感じました。
そして製品を送付して1週間以上過ぎた頃、結果の連絡が来ました。
- 製品をテストしたけど正常だった
- パッキンに付着物があると真空状態を保てないことがある
- 預かった製品は返却する
こういった内容の回答でした。
正常って…一体どのくらいテストをしたんだろう?
詳細が何もわからないので、問い合わせてみると「1週間は保存状態が続いていた」とのこと。
不具合の原因は解明されなかったので、たぶん目視では確認できないような微細な付着物があったのかな。。。
そして戻ってきた製品は、中身を空っぽにして真空状態をチェック。
結果、わが家でも1週間は真空状態を保つことができたので、再び使うことにしました。
今回の不良品対応で送料の負担はありませんでしたが、「原因はわからないけど大丈夫だったよ!」という製品を使うことは、ちょっとスッキリしない後味でした。
【袋タイプ】翌日に空気が入ってしまう
赤いバルブの謎
コンテナ容器の不具合を教訓に、袋タイプは購入後すぐに「真空状態が続くか」を確認しました。
袋が真空漏れをするとしたら、開封口が原因になるかと思うので、付属のジッパーで念入りに閉じました。
正常に脱気が完了し、袋はカチコチになりました。
また不具合になったら嫌だな…という不安でいっぱい。
6時間後はカチコチが保たれていましたが、翌日には、袋が少しやわらかくなっていました。
この時2つの袋を真空状態にしましたが、1つは翌日も正常に真空が続き、もう1つは真空漏れを起こしていました。
うぅぅ…袋よ、おまえもか。(泣
説明書を読み返し、自分の使用方法が間違っていないかを確認しました。
すると、
脱気が完了したら、赤いシリコーンバルブの中央にある盛り上がったプッシュボタンを押し込んで、バルブを閉じてください。
この最後の工程を見落としていました!!
仕上げに赤いバルブを押さなくてはいけなかったようです。
さっそく脱気し直して、赤いバルブをプッシュ。
あれ?
「盛り上がったプッシュボタンを押し込んで」とあるけど、コンテナ容器のようにへこまない。
正しく押せたのかな?
そもそもこの赤いバルブは固いので、凹凸になる仕様ではない気がする。
なんなら真空前と後でも、中央の穴が開いている部位に変化はない。
どういうこと??
押しても何の手応えも感じないし、この工程にはどんな意味があるんだろう。
ネットやYouTubeでも、この工程に関する情報は得られませんでした。
再びカスタマーセンターへ連絡
ツヴィリングのカスタマーセンターへ、次の2点を問合せしました。
- 仕上げに赤いバルブを押す理由
- 正しく押せたかの確認方法
すると翌日にはメールで回答をいただけました。
赤いバルブを押す理由は、バルブ内に残った空気を押し出すためで、押しても見た目に変化はないとのこと。
ということは、軽くポチッと押せば大丈夫かな。
しかし念入りな仕上げもむなしく、翌日に真空漏れを起こしていました。。。
真空漏れの原因がわかった!
2つ使った袋のうち、なぜか1つだけ失敗してしまう。
2つともビニール袋にキャットフードを入れ、真空保存しています。
2つの袋をじっくりと見比べ、何か違いがないかじっくり調べてみました。
すると原因らしきものを発見!
真空漏れになる袋は、中のビニール袋が少しだけバルブにかぶっていました。
説明書にも「バルブにバッグの中身が触れないように」と明記されているので、これが原因の可能性は高いです!
ビニール袋をバルブから離し、念のため最後の工程も赤いバルブを押した後、表と裏をつまんで袋に密着させてみました。
またこれで真空漏れしたら、処分して別の袋を使うしかないと思いました。
そして1週間後、しっかりと真空状態を保つことに成功しました。(ホッ
まとめ
- 不良品の対応期限があるので、商品到着後は早めに真空状態が続くかを確認する
- 不良品だと感じても、メーカーのテスト結果によっては送り返されてしまうことを覚悟
- 【コンテナ容器】フタのパッキンに異物がないか確認し、容器を洗浄後、空っぽの状態で真空保存が保たれるかチェック。それでも真空漏れを起こす場合はカスタマーセンターへ連絡
- 【袋】脱気したら最後に赤いバルブを押す
- 【袋】中身がバルブに触れないようにする(ビニール袋が1mm接触してもNG)