こんにちは、ネコリテです。
今回は猫を飼っている方にとって頼もしい味方である「ルンバ」のバッテリー交換方法についてまとめました。
実際にわが家で交換する際にいくつか疑問が生じたため、その体験談を交えてご紹介します。
ルンバの「バッテリー」はどれを選べばいい?
犬猫を飼っているわが家では、週2~3回ルンバを使用しています。
使い始めて約7年。
普段は1時間ほど掃除をした後、自動で充電ステーションに戻るのですが、ある日、数十分で突然エラーメッセージが流れて停止してしまいました。
しかも、それまで聞いたことのない充電切れのエラーメッセージ。
充電ステーションへ戻したところ、充電中の点滅ランプがすぐに消えてしまいました。
『あれ?充電されない?』
と困惑しましたが、公式HPで調べたところ、

充電が始まって1分以内に充電ランプが消えるのは、正常な動作だとわかりました。
ただ稼働時間が短くなったことを考えると、バッテリーが弱ってきているのかもしれません。
そこで説明書を見てみると、バッテリーの交換時期の目安は…

約3年!(思ったより短い
すでに7年以上も使っているので、いつ寿命が尽きてもおかしくない状態でした。
急に使えなくなったら困るので、バッテリーを交換することに。
まずはルンバの型番を確認します。

わが家の型番は870。(800シリーズ)
iRobot 公式サイトで調べるとバッテリーは2種類ありましたが、870に対応しているのはiRobot XLifeバッテリーでした。

バッテリーは公式ストアの楽天サイトで注文しました。
ちょうど楽天のポイントアップ期間中だったため、実質約1割引(ポイント12倍)で購入できました。
ちなみに互換品は3,000円くらいで売っているのですが、安価なバッテリーは発火など不具合が心配なので、純正品を選びました。
ルンバのバッテリー交換作業
新品のバッテリーが届き、いよいよ交換作業です。
バッテリーはルンバの裏側に内蔵されています。

ネジが2つ付いているので、プラスドライバーで開けます。

ルンバの説明書には、このネジが「外せません」と載っていて、最初は意味がわかりませんでした。

本体とカバーがくっついている仕様かな?と思いましたが、普通にカバーは取り外せました。

どうやら「カバーからネジが抜けない仕様」という意味だったようです。
カバーを外したら、古いバッテリーを取り出します。

バッテリーの左右に緑色のつまみがあるので、出し入れの際はここを持って作業します。

新品のバッテリーを入れたら、カバーを戻します。
カバーはローラーに近い方からはめ込んで、

最後にドライバーでネジを閉めます。

新品のバッテリーがセットされると、ルンバから音が流れます。
交換作業の仕上げは時刻設定です。

ボタンの上に液晶でDAY、HOUR、MINUTE、OKと表示されます。
左から順番に曜日、時、分を設定して、最後にOKボタンを押せばセット完了。

【設定方法】例えば「水曜日」にしたい場合は、DAYのボタンを連続して押すことで、MON(月)→TUE(火)→WED(水)へと変更していくよ
ルンバのバッテリーの捨て方
バッテリーのリサイクル回収
交換作業まではスムーズでしたが、バッテリーの処分方法を調べるのに時間がかかりました。
ネットで検索すると、「家電量販店やホームセンターのリサイクルボックスで回収している」と書かれていましたが、実際に店舗のHPを確認すると、いくつかの制約があることがわかりました。
- 当店で購入された製品のみ回収します
- 店舗によって回収できる品目が異なります
- リサイクルボックスが設置されていない店舗もあります
さらに、リサイクル回収というと「無料」というイメージがありましたが、「有料」である場合もあるようです。
無料の場合は、「無料回収」と明記されているものを探すのが確実です。
不燃ごみとして出すことも考えましたが、私の住む自治体では「バッテリーは市で処分できません」と定められていました。
ルンバのバッテリー、簡単には捨てられないのか…。
回収業者への依頼を検討していた矢先、ふと「あること」に気付きました。
先に結論を申し上げると、今回のバッテリーは自治体の資源回収ステーションで無料回収してもらうことができました。
バッテリーではなく電池!?
iRobot XLifeバッテリーの見た目は、一般的なバッテリーというよりも「乾電池を束ねたような形状」だと感じました。
そしてバッテリーに付いてるマークの意味を調べてみると、

ニッケル水素電池であることが判明。
そもそも「バッテリー」は日本語で「蓄電式電池」なので、自治体が回収不可としている「バッテリー」とは、もしかするとカーバッテリーのようなものを指しているのかもしれないと思いました。

実際に自治体の回収項目を調べたところ、リチウム電池や充電式電池は回収対象に含まれていました。
ルンバの説明書を読むと、古いバッテリーの処分方法について、「充電式電池リサイクル協力店、または協力自治体へお持ちください」と記載されていました。
ということは、ルンバのバッテリーの正式名称は充電式電池だったのか!
そして説明書には、処分の際は「安全のため、端子部が隠れるようにセロハンテープなどを貼ってください」と書かれていました。


端子部にテープを貼り、自治体の資源回収ステーションへ向かいました。
念のため職員さんへ確認したところ、回収可能とのことでしたので、無料でリサイクルに出すことができました。
お住まいの地域で「ルンバのバッテリー回収場所」を探す方法
ルンバのバッテリーは処分方法は、リサイクルが推奨されています。
バッテリーが膨張するとリサイクル不可となるため、交換後は早めに回収場所へ持ち込むことをおすすめします。
お住まいの地域の回収場所は、ルンバの説明書で案内されているJBRC(小型充電式電池の再資源化に取り組む一般社団法人)のHPから検索することができます。

※利用可能 7:00~翌0:50
試しに検索してみたところ、家電量販店やホームセンターに加え、電気関係の一般企業の社名もたくさん出てきました。
会社へ持ち込むのはハードルが高いな…と思いましたが、調べてみると「町の電気屋さん」でした。
ルンバのバッテリーを正しくリサイクルすることで、環境にも優しく、安全に処分できます。
まずはお近くの回収場所をチェックして、無理のない方法でリサイクルに取り組んでみてくださいね。
互換品の「フィルター」を使ってみた感想
ルンバのバッテリー交換をするついでに、フィルターも新調することにしました。
説明書では3~4ヶ月ごとの交換が推奨されていましたが、わが家では7年以上も同じものを使い続けていました。
フィルターの価格は、純正品 2個セットで3,300円。
互換品は3個セットで約600円。
フィルターなら安全性の問題はないので、純正品ではなく、こちら↓の安い互換品を購入しました。
互換品と純正品で、見た目に大きな違いはありませんでした。

純正品の方が、少しだけフィルターの目は細かいです。
本体にセットしてみると、互換品もサイズはピッタリ。

掃除後も特に問題はなく、部屋のホコリはしっかりと吸収できていました。
互換品でも十分満足できる使用感でした。
ちなみにエッジクリーニングブラシは、過去に猫がかじってしまったので、交換したことがあります。
ブラシも互換品を使っていますが、特に問題なく掃除できています。