こんにちは、ネコリテです。
猫との暮らし方や悩み事など、実体験をもとにブログを書いています。
今回は7歳の愛猫に腎臓病が見つかった話をお伝えします。
病院で大暴れする猫
わが家の黒猫女子、ノワちゃん。
過剰グルーミングの黒猫男子(ゼウス君)とは別の猫さんになります。
ノワちゃんはミルクボランティアで育てた子で、里親さんが見つからず、うちの子になりました。
(黒猫さんは里親希望者さんが少ないの…)
子猫の頃から性格はクールで、病院で大暴れをするタイプでした。
生後2ヶ月で猫エイズ・白血病の検査を受けたのですが、なかなか採血ができず大変でした。
エリザベスカラーを装着し、看護士さんは鷹匠のようなごついグローブをはめ、2人がかりで保定してようやく採血できました。
これは成猫になったら相当苦労するな…と覚悟しました。
その後は病気やケガもなく、病院へ行くのは年1回のワクチン接種のみ。
本来はワクチンと一緒に健康診断も希望していましたが、当時のかかりつけ病院ではノワちゃん採血が難しく、ワクチンを打つだけで精一杯でした。
しかしノワちゃんが4歳になった頃、そろそろ全身の健康状態を確認しておきたいなと思い、「自分で保定をしますから」と健康診断(血液検査)をお願いしました。
大暴れして私も負傷しましたが、なんとか採血することができ、検査結果も良好でした。
翌年は「まだ若いし、元気だから無理に検査しなくても」ということで、2年間は健康診断なし。
しかし7歳になった頃、同居の老猫が腎臓病で亡くなりました。
猫は腎臓病になりやすい動物。
7歳といえばもう中年なので、やはり年1回は健康診断を受けておきたいと思いました。
そこで別の病院で相談することに。
その病院では診察前に鎮静薬を投与することになったのですが、ノワちゃんに鎮静薬は効かず、大暴れして採血は延期になりました。
ノワちゃんにとっても採血はストレスが大きいようで、しばらく下痢が続きました。。。
そして1ヶ月後に再チャレンジ。
今回も採血は難航しましたが、なんとか通常の血液検査ができる分は確保。
ただ今回は腎臓の数値をしっかり調べたかったので、SDMAという検査項目を追加していました。
SDMAを受けるには、まだ血液が足りない。。。
先生に無理を言って、もう少し採血を頑張っていただきました。
この時の看護士さんがとても保定がお上手で、なんとかSDMAの検査も受けることができました。
病院のみなさま、本当にありがとうございました!(涙
血液検査では不十分だった
3年ぶりに受けた血液検査の結果は良好でした。
この病院の健康診断メニューには、エコーやレントゲンもありましたが、ノワちゃんには難しそうだったので血液検査だけにしました。
今思えば、やっておけば良かった。。。
この健康診断から3ヶ月後、ノワちゃんがよく吐き戻すようになりました。
元気で食欲もあるけど、すぐに吐いてしまう。
病院へ連れて行きましたが、
『詳しい検査はせず、たぶん胃腸薬を出されるだけだろうな』
と思っていました。
すると先生は、
「エコーでお腹を確認してもいいですか?」
と暴れ猫にひるまず、検査をしてくれました。
そしてエコーをされている間、意外とノワちゃんはおとなしかったです。(ホッ
おそらくエコーは、採血のようにガッツリと保定しないので、ノワちゃん的にも許容範囲だったのかと思います。
エコーでは胃腸の動きや誤飲していないかなどを調べてもらったのですが、ここで先生から衝撃の一言が。
「左の腎臓が萎縮して機能していません」
なんですとーーー!?
ということは、右の腎臓だけで頑張ってるから現在の腎機能は50%くらい。
腎臓病が血液検査で見つけられる時期
【クレアチニン】腎機能が約75%消失した頃
【SDMA】腎機能が平均40%消失した頃
そうか健康診断を受けた時は、SDMAもギリギリ正常値になってしまう時期だったのか。。。
でもこのタイミングでエコーを受ける機会があって良かった!
もし胃腸薬だけで済まされていたら、そのまま吐き戻しが治まって、腎臓病に気付くのが1年近く遅れていたと思う。
ちなみにこの時の吐き戻しは、胃腸薬を飲ませて2-3日で治まりました。(腎臓とは関係なし)
病院が苦手な猫さんは多いと思いますが、5歳以上の子は健康診断でエコー検査を受けられることをおすすめします。
血液検査ではどうしても発見が遅れてしまいますので、エコーで腎臓の形を確認してもらうのが確実です。
腎臓病は早期発見して進行を遅らせていくことがとても大切。
7歳ですでに腎臓が1つダメになっているのは、年齢的には早いです。
もしかしたら先天的に、左の腎臓に疾患があったのかもしれません。
今となっては先天性か加齢によるものかはわからないので、もっと若い頃に健診でエコーを受けていればと後悔しています。。。