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【猫の腎臓病5】嘔吐で受診!こんな検査を受けます

ノワ治療中
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こんにちは、ネコリテです。

猫との暮らし方や悩み事など、実体験をもとにブログを書いています。

今回は愛猫が吐き戻しで受診した際の検査についてまとめました。

「病気のことはよくわからないから、信頼できる先生にお任せしています」

もちろんそれも、良い選択だと思います。

ただ私は丸投げはしません

愛猫が病気になった際は、その病気や使用する薬のことを勉強し、先生と相談しながら治療を進めるようにしています。

そうしている理由は、治療がうまくいかなかった時に先生のせいにしたくないから、そして愛猫にとって最善の手段を選びたいからです。

一口に獣医師といっても、そのクオリティはピンキリですし、動物病院によって価値観や治療方針が大きく異なることもあります。

猫の状態をろくに見ず、「この症状なら定番のこの薬でいいや」という先生もいれば、しっかりと猫の状態を見て判断してくださる先生もいます。

そして信頼できるかかりつけ医だとしても、Aという病気は得意だけど、Bという病気は未経験で手探りの治療になることもあります。

思うように治療の効果が出ない時、飼い主さんが治療内容について「何のために行なっているか」 「どういう作用機序で薬が効いているか」を理解していれば、治療方法や薬の変更を求めることができます。

自分の意見が反映された治療であれば、丸投げの時のような他責の気持ち不信感がなくなるので、「じゃあ次はこれを試そう!」と前向きに治療に臨めます。(私の場合)

不勉強で丸投げしてしまうと、自分の意見を伝えるすべがなく、不信感を持ったまま通院を続けることになるので、それを避けるためにも「飼い主さんが知識を身に付けること」はとても重要だと思います。

※「病気の知識」はネットで誰が書いたかわからない不確かな情報ではなく、必ず獣医師記述のものを参考にしましょう

飼い主さんが病院へ抱く不信感の一つとして、

『この検査は本当に必要なの?無駄な検査をして、治療費を増やそうとしてない?』

というものがあります。

これを防ぐためには、検査の目的を理解しておくことが大切です。

もし運悪くボッタクリ病院へ行ってしまっても、明らかに無駄とわかる検査であれば断ることができます。

2種類の吐き戻し

医学的に吐き戻しは2種類に分けられています。

①【嘔吐 おうと】胃に入った後の食べ物を吐くこと→胃腸疾患や中毒の疑い

②【吐出 としゅつ】胃に入る前の未消化物を吐くこと→口腔内・食道疾患の疑い

吐く前にゴポゴポしながらお腹が収縮しているのは、嘔吐。

吐く前に前兆がないのが、吐出。

嘔吐と吐出では原因が異なりますので、それを把握しておくと、検査の目的もわかりやすくなるかと思います。

レントゲン検査

<目的> 異物の誤飲や内臓疾患の確認

「ネズミのおもちゃが見当たらない」
「タオルをかじった形跡がある」

など誤飲の可能性がある場合は、主に胃腸に異物が詰まっていないかを調べます。

誤飲の心当たりがない場合も、飼い主さんが気付いていない所で誤飲している可能性があるので、提案されたら受けておいた方が良い検査です。

吐出の場合は、食道などに問題がないかを調べます。

レントゲンでは何が写るの?

【確認しやすいもの】金属、骨、石、電池

【確認が難しいもの】布、ビニール、プラスチック、ゴム

猫さんが飲み込みやすい紐やおもちゃは、レントゲンに写りません

そのため異物の有無を確認というより、異物によって腸閉塞を起こしていないか等の確認になります。

エコー検査

<目的> 胃腸の状態を確認

胃腸の炎症度合を見たり、他の臓器に異常がないかを確認します。

わが家の愛猫は、この検査でたまたま腎臓病が見つかりました。

健康診断で血液検査しか受けていない猫さんは、診察の機会があった時に一度エコー検査を受けておくと良いです。

血液検査

<目的> 体全体の状態をざっくり確認

全身状態を調べ、通常の胃腸炎なのか別の内臓疾患なのかを確認します。

嘔吐が続くと体の水分を大量に失ってしまうので、脱水状態なども確認できます。

受診時の様子

年齢:7歳
持病:慢性腎臓病 ステージ2
症状が出始めた時期:2-3日前
吐き戻しの頻度:1日1回
元気:あり
食欲:いつもの7割
排便:良好

【受けた検査】

血液検査、エコー検査

【検査からわかったこと】

血液検査は腎臓の数値が少し高い程度(=今回の嘔吐とは関係なし)で、それ以外は正常値。エコーで胃腸に炎症が見られた。異物などの詰まりはなし

【診断結果】

原因はわからないが、胃腸薬でしばらく様子見。→10日ほどで完治

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