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【ペットの防災】わが家の防災対策

猫の知恵袋
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こんにちは、ネコリテです。

猫との暮らし方や悩み事など、実体験をもとにブログを書いています。

今回はペットの防災について、わが家で取り入れていることを紹介します。

防災準備は「住まいの環境」によって異なる

悩める飼主さん
悩める飼主さん

どうしよう!何も防災してない。

具体的に何を準備すればいいの?

ネコリテ
ネコリテ

必要な防災は住んでいる地域家の構造によって、個人差があるよ。

自分が「在宅避難」「避難所」どちらの可能性が高いか、そこを見極めてから準備を始めると良いよ。

大きな災害が起こると「避難所生活」をイメージしがちですが、避難所が推奨されるのは倒壊・浸水・土砂崩れ・火災などのリスクがある家に住んでいる場合です。

つまり自宅が無事で、地域的に自然災害(津波など)の影響がなければ在宅避難になります。

あなたはどっち派?

【在宅避難】

  • マンション、鉄筋コンクリート、新耐震基準(1981年6月)以降に建築、耐震等級3など、震度6-7でも倒壊リスクが低い家に住んでいる
  • 津波や土砂崩れの影響がない地域に住んでいる

【避難所生活】

  • 築50年以上など、耐震に不安がある一軒家に住んでいる
  • 海・山・河川が近いなど、自然災害の影響を受けやすい地域に住んでいる

「在宅避難」と「避難所生活」では必要な防災準備が異なりますので、自分がどちらのケースか想定しておくと、準備不足や無駄な出費を減らすことができます

「在宅派」も「避難所派」も共通でやっておくべき準備

震災時は「命を守ること」が最優先。

食糧備蓄も大切ですが、それよりも前にやっておくべきこと。

それは家具家電の転倒防止

わが家は造作家具(壁と一体化している家具)なので、転倒対策はあまり気にしていませんでしたが、とても大きな見落としがありました。。。

それは冷蔵庫とキャットケージの転倒防止をやっていなかったこと。

先日の「南海トラフ臨時情報」が発表されてから、慌てて対策しました。

キャットケージの転倒防止

キャットケージはアイプレートカラビナで固定しました。

アイプレートを壁の硬い部分(石膏ボードではない柱の部分)に設置し、カラビナでつなぎました。

1つのケージに2箇所ずつ固定

6mm(太さ)のカラビナは、開口部が少ししか開かないので、付けるのにコツが要りました。

6mmを使う場合は、2つ連結すると脱着しやすいかと思います。

10mmのカラビナは、余裕をもって取り付けができました。

固定器具にカラビナを選んだ理由

猫がかじれない(ヒモや結束バンドは、かじって破損誤飲のリスク)

掃除などケージを移動させる際、取り外しが可能

冷蔵庫の転倒防止

冷蔵庫はこんな感じで対策しました。

ここでもアイプレートが活躍。

冷蔵庫が約100kgなので、耐荷重70kgを2つ使用しました。

ヒモは引張強度160kgのトラックロープ。

純正の転倒防止ベルトも売られていますが、わが家で設置するにはベルトが短いため、DIYすることにしました。

三菱冷蔵庫 取説書より

こんなに都合の良い位置に、柱(=金具を固定できる固い壁)が入ってないのよ。。。

ちなみに設置の際は冷蔵庫を移動させるのですが、実は女性でも簡単に動かすことができます

その方法がこちら。

三菱冷蔵庫 取説書より

手前のタイヤをくるくる回せば、キャスターで前後に動きます。

キッチン家電の転倒防止

キッチン家電は耐震ジェルで対策しました。

使ったのはこちらのA4サイズで、フリーカットできるタイプ。

家電に合わせてサイズ調整ができるので、コスパが良かったです。

テレビの転倒防止

テレビは付属の転倒防止ワイヤーを使いました。

こちらは数年前、テレビを買い替えた際に取り付けました。

当時はテレビ以外で転倒する家電が思いつきませんでしたが、改めて震度7の映像を見ると、家中のあらゆるものが無重力のように吹っ飛んでいました

震災後にすべての家電が壊れてしまったら、買い替えには100万円以上かかります。

命と家計、どちらも守りたいですね。

食器棚の扉を自動ロック

棚に耐震ラッチという器具を取り付けると、地震の揺れを感知して扉が自動的にロックされます。

大きな地震では食器が散乱し、ケガをすることが多いそうなので、犬猫たちのためにも是非やっておきたい対策です。

耐震ラッチは棚の形状に合わせて、いろんな種類が売られています。

私はこちらを購入しました。

こちらは治具(じぐ)という、取り付けの補助器具が付いています。

初心者さんは絶対に治具を使った方が良いので、治具付きの耐震ラッチをおすすめします。

ただ治具は1つあれば十分なので、同じ製品を複数の棚に取り付ける場合は、2台目以降は治具なしで大丈夫です。

わが家には棚が3台あり、まず1台だけ試して、良さそうだったので追加で購入することにしました。

しかし…

同じ製品はすでに完売。(泣

そこで同じメーカーの「パーフェクトロック」を購入しました。

最初に購入したものと同じ型で、治具も使い回しができました。

ちなみに「パーフェクトロック」にも紙製ですが、一応治具が付いています。

天板の厚みが3~4cmある棚でしたら、

こちらの製品は1個で両扉を抑えてくれるので、耐震ラッチよりは取り付けの手間が少なく便利です。

わが家は「在宅避難」がメイン

わが家は南海トラフが起きても、おそらく倒壊しないであろう住環境。

しかし住宅街に住んでいる以上、近隣からの火事延焼リスクはあるので、在宅避難9割・避難所1割を想定して防災準備をしています。

◆非常用リュック→避難所生活に必要な用品

◆震災グッズBOX→断水、停電を想定した在宅避難で必要な用品

このように防災用品を分けて保管しています。

避難所のペット同伴について調べると、私の地域ではこのようなルールでした。

  • 屋外の避難スペースの一部をペット専用とする
  • ペットはキャリーに入れる
  • 飼い主はペット専用スペースでの生活不可

つまりキャリーに入れ、猛暑・極寒・暴風雨でも野ざらし状態。(屋根だけある)

とてもじゃないけど利用できません。。。

ペット同伴避難の改善が進んでいるとはいえ、自治体によって待遇差が大きいですね。

「ペットの身は飼い主が守る」は大前提として、南海トラフ級の震災では人間も支援を受けられる保障がありませんので、「自分の身も自治体に頼らず守る」という気持ちで防災対策を勧めなくてはと思いました。

というわけで、わが家では在宅避難が困難だった場合、車中生活になります。

【ネコ同伴避難】車中生活に必要なもの

在宅避難でも暑さ・寒さの厳しい時期に停電した場合は車中生活になるので、猫たちの車中セットは準備しています。

キャリーに入れっぱなしでは狭いし、トイレもできない。

車内にそのまま乗せるには、脱走リスクが高い。

というわけで、折り畳みのメッシュケージを使います。

以前ミルクボランティア用に購入したものですが、最近子猫にはパネルケージを使うことが多く、お蔵入りしていました。

サイズは幅60cm、奥行40cm、高さ48cmで、車内用にはちょうど良いサイズ。

動画でサイズ感をお伝えすると、こんな感じです。

さすがに成猫用トイレは入らないので、子猫用トイレで代用。

このメッシュケージの良い点は、開閉できる箇所が正面・サイド(片側のみ)・上部の3つあること。

おかげで私の小さな車でも、この向きなら2つ並べて置くことができます。

車内生活になったら基本はケージ飼育で、一定時間だけ車内フリーで過ごそうかと思っています。

ペットの飲み水はどうする?

飲料水の備蓄の目安は「1人あたり3Lを3日分=9Lと言われています。

二人暮らしのわが家は、約20Lの保存水を用意することにしました。

購入したのはこちら↓

ボトルサイズは1.8Lと400mlがありましたが、停電で冷蔵庫が使えない状況を想定し、開栓して1日で使い切れる400mlにしました

そして数ある保存水の中から、この製品を選んだ理由はミネラルが含まれていないから

犬猫には「水道水が一番安全」と言われており、多くの飼い主さんは「ミネラルウォーターは犬猫の体質に合わない」「尿結石の原因になる」という認識をお持ちかと思います。

私もその一人です。

しかしこの犬猫にミネラルウォーターNG説、実は専門家の間でも意見が分かれており、判断が難しいようです。

とはいえ、リスクがあるかも…という不安は消えないので、できる限り軟水(硬度60mg/L未満)を飲ませたいところです。

余談ですが給湯器でエコキュートを設置されているお宅は、災害時にタンクの水を使うことができるようですね。

わが家でも数年前に給湯器を取り付ける際、エコキュートが候補に挙がっていましたが、別の製品を選んでしまいました。

失敗したなぁ。。。

備蓄水が底をつき、給水車も来ない状況だったら、川の水を汲みに行くことになりそうです。

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